鋳物・金属加工会社の強みは、機械の台数だけでは伝わりません。図面に対応する技能、品質を守る手順、外注先との関係まで、事業が続く理由を説明する必要があります。川口周辺の鋳物、切削、プレス、溶接、部品加工の事業者様に向け、売却を決める前から整理できる事項をまとめます。
この記事は一般的な検討事項を整理したものです。個別の税務・法務・許認可・労務等は、案件の状況に応じて専門家や関係窓口に確認してください。
1. 設備台帳と現場の状態を照合する
固定資産台帳と現場の設備を照合し、主要機械の型式、用途、稼働状況、所有・リースの区分、修繕履歴を整理します。帳簿上の金額と現在の状態は、分けて説明します。
- 更新や大きな修理が近い設備
- 停止した際の代替設備・外注先
- 測定器の管理、点検記録、保守先
古い設備でも対応できる加工や精度を記録し、維持費や追加投資の見通しも合わせて確認します。
2. 図面・金型・治具の管理を確認する
図面、加工データ、金型、治具について、保管場所、管理担当、使用先、所有者を整理します。取引先からの預かり物と自社の資産を混同しないことが大切です。
図面の改訂履歴、アクセスできる人、持ち出しや共有の取り決めも確認します。候補先に見せる情報は、取引先との契約や秘密保持の条件を踏まえ、開示範囲を相談して決めます。
3. 品質保証と外注工程を説明できるようにする
検査成績書、不具合への対応記録、検査担当者、外注する工程と委託先を整理します。品質をどの段階で、誰が、何を基準に確認しているかを説明できる資料にします。
外注先との取り決めが口頭中心の場合は、単価、納期、責任分担、代替先の有無を確認事項として残します。未解決の品質課題も、対応経過や今後の負担と合わせて整理します。
4. 取引先別の売上と職人の役割を対応させる
取引先別の売上、主要製品、受注の継続性、粗利の傾向をまとめます。特定の取引先や製品に依存している部分は、現状が分かる数字で説明します。
工場長、加工担当、検査担当の役割と、代表者が担う見積もり・段取り・顧客対応を整理します。熟練者の判断を作業手順や教育計画に落とし込み、誰から誰へ何を引き継ぐかを確認します。
5. 工場の運営条件と引き継ぎ希望をまとめる
工場の所有・賃貸借、搬入条件、騒音や近隣への対応、保管場所などを整理します。設備の移設や拠点変更を予定する候補先には、生産や取引への影響を確認します。
雇用、取引の継続、屋号、技術、代表者の引き継ぎ期間などの希望条件をまとめます。社名や詳細資料は、開示先・内容・時期への承諾と秘密保持の取り決めを確認して段階的に開示します。
6. 相談窓口と費用を確認する
川口M&A総合センターは株式会社M&A Doが運営する民間の相談窓口です。売却を決めていない段階から、事業の状況や引き継ぎたい条件をご相談いただけます。
譲渡企業様の当センター手数料は、相談料・着手金・中間金・月額報酬・成功報酬が0円です。税金、登記・許認可、外部専門家、金融機関、調査などの第三者費用や実費は含みません。取引内容に応じて必要な費用を確認します。
会社名・電話番号は任意です。お名前・メールアドレス・相談内容の入力と、個人情報の取り扱いへの同意が必要です。









