本記事は、当社に実際に寄せられたM&A・事業承継のご相談をもとに、相談者・企業のプライバシーに配慮して、内容の一部を加工・再構成した相談事例です。譲渡の成立、価格、雇用や取引の継続などの結果を保証するものではありません。
掲載画像は業種のイメージです。実在の相談者・対象企業・成約の様子を示すものではありません。
店舗での接客とEC販売を併営し、代表者が商品選定や販促を担当する会社の事業承継について寄せられたご相談をもとにした事例です。ブランドを続けてほしいと考える場合、売上の数字に加え、日々の運営に必要な権限や資料を整理します。
初回は販売経路と運営の担当を確認
実店舗、自社EC、外部モールごとに売上、粗利、広告費、返品、在庫の動きを分けて把握します。商品登録、受注、発送、問い合わせ対応を誰が担っているかも確認します。ドメイン、商標、商品画像、サイト制作物、決済・販売アカウントは、名義と契約先を一覧にします。
ブランドと店舗について希望条件を整理
屋号、品ぞろえ、接客方針、店舗の継続、スタッフの働き方について残したい点を整理します。代表者個人の発信や仕入先との関係に依存する部分は、引き継ぎ期間と担当を検討します。在庫は数量だけでなく、滞留品、返品見込み、販売時期が限られる商品を分けて確認します。
候補先の運用体制と情報の取扱いを確認
候補先のEC運営、広告、店舗管理、発送、カスタマー対応の体制を確認します。モールや決済サービスの名義・契約・アカウントの変更条件は、各サービスの規約等で個別に確認します。顧客情報は種類、利用目的、管理方法、開示範囲を整理し、初期説明に個人データが必要かを検討します。
次の一歩は注文一件の流れを整理する
受注から在庫引当て、発送、返品対応、入金確認まで、一件の注文が完了する流れを書き出してみてください。ログイン情報や顧客名簿を一括で渡す前に、必要な権限、確認資料、説明の順番を整理します。運営を続けるための作業と未確認の条件が、候補先との面談で確かめる項目になります。
売却を決める前の段階から、譲渡企業向けの相談窓口で相談できます。費用の対象や情報開示の進め方は、当センターの総合案内をご確認ください。







